なぜマネージャーは給料をたくさんもらえるのか。
もともとクリエイティブ関連の仕事そしていたせいもあるけれど、「自分のスキルを上げたい」「1人で仕事をしていける人間になりたい」という思いが強かった。でも、ここ数年は自分の考えが変わってきたように感じる。
きっかけは、とある人の言葉(誰が言ったか忘れた)。
「自分のパワーを2倍にアップさせても100できていたことが200できるようになるだけ。でも、100人のパワーを105にあげることができるマネージャーは500の価値がある」
当たり前といえば当たり前なんだけど、目から鱗が落ちてしまった。
数年前までの自分は、必ずしも「仕事ができる」人が、「マネジメント能力」に優れているとは限らないし、「現場」では力を発揮できなくても、「マネジメント能力」に優れている人はいるかもしれないと強く思ってた。それで報酬に差がつくのはおかしいと。
もちろん、そういう側面はあるし、ある意味正しいのだけれども、組織全体を考えた時に、それは正確に物事をとらえてないと気づいた(遅まきながら・・・)。
そこから、マネジメントに対する興味と意欲が湧いてきて、現在はそこに向かって邁進中。これまで意識しなかったスキルなだけに、毎日学ぶことが多く、成長も感じられたりして、結構仕事が楽しい。
でも、多種多様な「昇格」「昇給」の方法があっていいとは思う。「現場」を突き詰めていきたい人のための「昇格」「昇給」はあるべきだし、そこにオリジナリティがあれば、報酬も高くすべき。
そのバランスがうまく取れていて、人間関係も良好な組織というのは、利益も生み出していけるし、拡大していけるんだろうな。