Special Life

毎日の生活で感じたことから、仕事、グルメ、スポーツ、映画、音楽、小説、テレビ、ファッションなどなど、ジャンルを問わず書き綴ります。

高校野球のタイブレーク制導入について ~球界著名人や現役監督、現役球児の意見~

本日もこんなニュースが出ていました。


甲子園でタイブレーク 16年度まで導入せず

http://mainichi.jp/koshien/articles/20160216/k00/00m/050/077000c


それにともない、ちょっと前のものが多いですが、高校野球で導入が進み始めているタイブレーク制について、さまざまな方々の意見を集めてみました。

個人的には、タイブレークじゃなくてもいいんじゃないか、という思いはありますが、明確な代案も示せないのが正直なところです。

スポーツのルールというのは、時代とともに変わっていくのは必然なので受け入れるしかないのかもしれませんが、もう少し考察を深めてみたいと思います。

 

ビートたけし
「夏の大会で、予選から投げるんじゃない、エースが。あれだけ真夏で…こんなん、虐待だよ。外国、アメリカなんかいったら、大変なことになっちゃうよ」
「1回投げたら3日置きの60球とかでやらなきゃ」
http://npn.co.jp/article/detail/30835945/

 

ダルビッシュ有
「学年別で1日に可能な投球回数を決めた方がいいと思います。1年5回、2年6回、3年7回って感じで。ベンチ入り可能な選手も18人から増やせばいいと思います」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/07/15/kiji/K20140715008568330.html

 

日本ハム斎藤佑樹
「(高野連は)高校生の体のことを考えて最善の方法を、と考えていると思う」
「(再試合制の)そういう歴史は、変わるものですから。でも、どっちがいいのか分からない」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

横浜・渡辺元智監督
「健康管理の面に、きっちりした裏付けがあればいいと思います。名勝負が少なくなってしまう可能性はあります。どこか意図的になることで、「人対人」の戦いに興味が薄れてしまうのではないかと。個人的には、9回でタイブレークというのは、どうなのかなという気がしています」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

大阪桐蔭西谷浩一監督
「延長は延長の醍醐味(だいごみ)がありますし、通常の形で決着をつけたい気持ちはあります。ただ翌日再試合というのは、選手への負担は重い。延長15回までやって決着がつかなければタイブレーク方式なら、致し方ないかなと思います」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

智弁和歌山高嶋仁監督
「15回に変更された時でも、もう18回戦うことはないのかと寂しく思ったくらいなので、今の形で決着をつけたい思いはあります。ただ投手の体調を考えれば仕方のないこと。導入となればしっかり練習します」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

龍谷大平安・原田英彦監督
「反対です。タイブレークで勝つにはどうすればいいか、と考えることで野球が変わる。先を考えて選手起用も変えざるを得ない。投球回数制限や天候に左右されずに休養日は確保するなどの方法を検討していただければと思います」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

帝京・前田三夫監督
「今まで通り、決着をつけた方がいいというのはあります。勝負しないで、逃げの部分が出てくるとか、野球が変わる感じがしますね。決して反対ではないですが、ピンとはきませんね」
http://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/p-bb-tp3-20140714-1334171.html

 

箕島・尾藤強監督
「健康面配慮しての今回の検討だと思いますんで、賛成ではないですけどしかたない部分はありますね」
http://npn.co.jp/article/detail/30835945/

 

横浜隼人・水谷哲也監督
「世界的に認められるスポーツになるためには取り入れなければいけない」「強者しか勝てない環境になっているのが現状。(タイブレークで)弱いチームが勝つチャンスが生まれる」
http://www.kanaloco.jp/article/84049/cms_id/125930

 

横浜清陵総合・佐藤雄彦監督
「堅実に守って1点を争う展開に持ち込み、強豪校に重圧をかけながら勝機を見いだすのが多くの公立校の戦い方。タイブレークだと失点のダメージの方が不安」
http://www.kanaloco.jp/article/84049/cms_id/125930

 

県相模原・佐相眞澄監督
「流れが大きく変わるのがタイブレーク。単純な実力差だけで決着がつかない」
http://www.kanaloco.jp/article/84049/cms_id/125930

 

スポーツジャーナリスト・小関順二
「僕はタイブレークの導入は反対ですね。高校野球の面白さは、チャンスメイクの仕方なわけで、どうやってランナーを出して、得点に結びつけるか。そこが醍醐味でもあるのに、タイブレーク導入で人為的にランナーを置いた状態で攻撃を仕掛けることは、なんの面白味もないですよ。投手の問題に関しても、人数を多く揃えればいいし、球数制限をすればいい。そうすると、私立が有利になってしまうという見方もありますが、公立校との差をつかなくするためにタイブレークを導入するというのは間違っていますね」
http://www.hb-nippon.com/news/36-hb-bsinfo/15702-pinfo20141204001

 

桑田真澄
「導入するくらいなら球数制限をするべき」
「エースが投げているから決着がつかない。例えば80球以上投げちゃ駄目で、次の投手が出てくれば、安打が出やすいし、点が入りやすい」
「僕より凄い選手はいっぱいいたけど、みんなつぶれた。若いうちは無理しちゃいけない」
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2015/01/11/kiji/K20150111009607180.html

 

金村義明
「真っ向から反対ですよね。甲子園って野球を目指す人間たちの聖地ですからね。そこでタイブレークって…」
http://npn.co.jp/article/detail/30835945/

 

現役高校球児
「心配してくれるのはありがたいけど、僕らは延長15回までやれるようにトレーニングをし、そのつもりで体づくりをしてきた。全然今まで通りで問題ないっすよ。それまでの流れもあるし、見てる方もその方が面白い。絶対、反対です」
「なんで打たれてもないのに走者を出さないといけないんですか。そんなので負けたら一生悔いが残ります。制限されたくない」
「僕は15回投げたこともありますが、投げる側としても走者なしの方が勝負として納得できる。中途半端な終わり方になる。疲労はたまってもそれも勝負のうち。そのためにここまでやってきたんです」
「早く終わらせることを前提にすると余計にピッチャーの重圧になる。目先の判断なんじゃないか」
http://www.tokyo-sports.co.jp/sports/baseball/299435/

子供が生まれると変わる、優先順位の話

先日、自身初めてとなる新しい命を授かった。

自分が親になるなんていまだに信じられないけれど、なかなか子供が授からなかったり、たとえ授かっても残念ながら生まれてこられなかった命がたくさんあるなか、生まれてきてくれた娘のことは粉骨砕身で育てたいと思う。

そして、妻はもちろん、家族や友人、同僚、病院スタッフの方々含め、支えてくれたさまざまな人たちに感謝。

「授かる」という言葉の意味が、本当の意味で理解することができた、2016年冬の夜でした。

ところで、妻が妊娠して、出産する過程で、強く思ったのが優先順位のこと。

当然ながら、独身時代は自分のものが最優先。結婚すると二人のものが最優先になるけど、それでも自分のものの優先順位が大きく下がることはない。ところが、子供ができると、それが一気に下がる。下がるというより、どうでも良くなる。物理的なものを含めてすべて。

もちろん、生まれる前からなんでもかんでも十分すぎるほど買いそろえればいいとか、子供が生まれて成長してきたときに、欲しいものを何でも買い与えるとか、そういうことではなく、プライベートなシーンで何かを選択するときに、「子供にとってベストなのはなんなのか」というのが基準になってくる。

自分の身体のことを考えるときも同じ。自分の健康のためというより(結果的には自分のためにもなるんだけど)、子供に不自由させないように自分が病気をしたり、怪我をしたりしないように細心の注意を払うようになってくる。

あともうひとつ。「妻が妊娠してるときや、子供が生まれて実家に帰ってるとき、浮気をする男がいる」みたいな話を聞くことがあるけど、あれは都市伝説だと思う。決してマジメぶるわけでもなく。

妻が妊娠してるときは、お腹の子が無事に生まれてくるかどうかで頭がいっぱいで、そんなことにまったく気が向かない。また、子供が生まれたら生まれたで、いつだって会いにいきたいし、妻が子供の世話や夜泣きとかで大変な思いをしてるときに、正常な感覚の人間であれば、他の女性と遊びたいなんて感覚にならないと思う。ホントに。

今回、初めて自分に子供ができて、強く実感した話。

第92回箱根駅伝 総括

2016年1月2日・3日に第92回箱根駅伝が行われました。今年は天気にも恵まれ、若干気温が高かったことはありましたが、おおむね良いコンディションのもとでレースが実施できたのではないでしょうか。

 

そんななか、大本命の青山学院大学が1区から1位を守っての完全優勝。原監督自身強チームと称していた実力を思う存分発揮して、見事に連覇を成し遂げました。

 

戦前から、神野さえ普通に走れば間違いなく優勝、と考えてはいたのですが、その通り、いや、それ以上に強さを発揮しての完勝には脱帽です。

 

どんな形であれ、青学が4区まで上位争いしてくるのは確実でした。そんな青学がもし負けるとしたら、ケガが完治していない神野が本来の力を発揮できずに5区で東洋に逆転されて、復路で焦って追いつけない、というパターンのみだと考えていました。ところが、1~4区も想定以上に強く、また、神野も昨年ほどではないにしろ、しっかりとした走りで往路を圧勝。これでは他校がつけいる隙がありません。

 

また、唯一の心配どころだった6区で、1年生小野田が快走し、完全に決着をつけた形となりました。7区以降はウイニングランのような雰囲気でしたね。

 

東洋については、全体的に相当良い走りだったと思います。1区上村がやや出遅れたものの、小さなブレーキもなく、青学が1つ大きなミスをしていたら東洋が優勝してもおかしくはありませんでした。エース級の選手は服部兄弟ぐらいしかいませんでしたが、全員が昨年から着実に成長を遂げ、称賛に値するレースだったかと思います。

 

そして駒澤大学。優勝するには2~3枚足りないと思ってましたが、ほぼ予想通りの結果でした。其田がもう少し上位でつなげば、展開は変わってた気がしますが、昨年、一昨年に比べると陣容は整いませんでした。総合優勝したのは2008年は最後。毎年、優秀な高校生を獲得しているだけに、大八木監督のプレッシャーと焦りも相当なものでしょう。そろそろ、指導方法や選手の起用法について、再考する時期なのかもしれません。

 

他大学については、またの機会に書きたいと思います。

 

昨年、青学が優勝したとき、「来年も強そうだな」って誰もが思ったはずですが、まさにその通りの結果になりました。来シーズンは、神野、久保田、小椋が抜けるので、一見力は落ちそうな気もしますが、村井、茂木、池田のほか、安藤、梶谷、富田、橋爪などエントリーされてないメンバーにも力のありそうな選手がたくさんいるので強そうです。あとは、有力な新1年生が大量入部する東海大学にも期待!

第91回箱根駅伝 結果

見事に外してしまいました。

まぁ、毎年のことといえば、それまでですが。

 

<予想>

優勝 駒澤大学

2位 早稲田大学

3位 青山学院大学

4位 明治大学

5位 東洋大学

6位 東海大学

7位 山梨学院大学

8位 大東文化大学

9位 神奈川大学

10位 日本大学

 

<結果>

優勝 青山学院大学

2位 駒澤大学

3位 東洋大学

4位 明治大学

5位 早稲田大学

6位 東海大学

7位 城西大学

8位 中央学院大学

9位 山梨学院大学

10位 大東文化大学

 

青山学院の優勝については、

さまざまなところで語られているので多くは書きませんが、

1~4区の選手がポテンシャルのMAXに近い、もしくはそれ以上の実力を発揮し、

5区神野で他校にとどめを刺した感じですね。

往路で、ここまで全員がスムーズに力を発揮できたチームは、

箱根駅伝史上でもなかなかなかったんじゃないでしょうか。

5分のリードがあれば、あとは余裕をもって自分の走りをするだけなので、

復路の快走については、それほど驚く結果ではありません。

10時間50分を切る驚愕のタイムは、往路の大量リードがあってこそでしょう。

素直に「おめでとうございます」という以外にありません。

 

駒澤は、残念な結果でした。

今回のこのメンバー、相対的な他校との実力差を考えると、

優勝できなかったのが不思議なくらいです。

いくつかポイントを挙げましょう。

まず、主力2人をもってきた1区と2区。

1区中村は故障上がりなので、あまり多くは望めませんが、

本来の実力を考えれば、もう少し2位以下と離したかったところ。

そして、私が敗因と考えているのが2区村山。

まったくもって消極的な走りでした。

大八木さんの指示ということですが、

前半をおさえて、後半引き離す作戦だったようです。

おそらく、前半速めに入るような無理をしなくても、

横綱相撲で勝てると踏んだんでしょう。

村山は、実力を発揮できないまま、区間4位のタイムで終えました。

本来であれば、いくら駅伝はチームスポーツとはいえ、

ガンガン記録を狙わせるべきです。

1時間6分台は出せる実力を持っていたはず。気象条件も良かったですし。

ここで、大きなアドバンテージを得られないまま、3区に入っていきました。

 

3区、4区は実力通り。

中谷、工藤はしっかりと走ったと思います。

 

5区の馬場については、

神野の爆走で精神的なショックもあったように思います。

それに、疲労や気象の変化がダメージを与えたのではと推測します。

もっと、大きなアドバンテージがあって走る予定が、

思ったほどの差がなく、焦りもあったかと。

 

往路全般で、中村で30秒、村山で1分、馬場で5分、誤算があったと考えます。

それがなければ、青学の快走があったとしても往路で1分差。

復路で青学のミスを誘うには十分なタイム差でした。

後の祭りですが。

 

東洋については、よく走ったと思います。

「3位に入れば最高」と書きましたが、

メンバーを考えると、これ以上の順位は難しかった気がします。

失敗は1区間もなく、実力を見事に発揮した3位でした。

来年、服部兄弟が実力をアップさせて、

山を上れる選手を育てれば、青学に対抗できるだけの戦力は揃うでしょう。

 

明治は、「学校史上最速」と謳われ、

当事者からすると悔しい結果だったかもしれませんが、

「総合で4位に入れば御の字」と予想したように、順当な結果でした。

5時間29分を切るタイムでの往路2位は実力通り(素晴らしい!)ですし、

メンバーが厳しかった復路も、なんとか粘って、うまくまとめました。

東洋と同じく、これ以上の順位は難しかったかもしれません。

ただ、強い4年生が抜けてしまう来シーズンは、厳しい戦いが待っているでしょう。

 

そして、予想を大きく下回る結果となってしまったのが早稲田でした。

1区中村については、区間11位とはいえ、トップと1分差以内。

うまく走ったと思います。

2区高田も1時間8分17秒で区間6位。

まずまずといえるでしょう。

ただ、3区、4区の2年生コンビで遅れが出ました。

3区の井戸は、実力からすると、区間8位ではまったく物足りません。

中谷と区間賞を争うぐらいのタイムで走らないと。

4区の平も、区間9位で前と離されるばかり。

同世代の一色(青学)、服部弾(東洋)、中谷、西山、大塚(すべて駒澤)あたりと比べると、

早稲田の2人はかなり見劣りしてしまっています。

敗因はこの2区間でしょう。2区間で1分ずつ、計2分の誤算です。

来季、奮起してほしいです。

5区山本の凡走(区間10位)は、ここまでの焦りが出てしまったように感じました。

もちろん、調子が悪かった等もあったんでしょうけど、

本来は1時間18分台で走れたはずなので、3分の誤算ですね。

復路は3位でまとめているだけに、往路で5分縮まっていれば、

総合2位でもおかしくはありませんでした。

 

その他のトピックは、

神奈川、日大が大きく期待はずれに終わり、

城西、中央学院が予想以上の活躍でした。

神奈川は5区の誤算が大きかったですね。

日大は、1区、2区、4区で大きな失敗がありました。

いくらダニエルが5区にいても、それを覆せるはずもありません。

城西は、2区村山の好走が、後ろを走る選手に良い影響与えたようです。

タイム的には特筆すべきほどではありませんが、

順位を大きく押し上げた走りが、流れを変えたようです。

中央学院は、復路14位でしたが、往路5位の貯金をうまく使った形です。

5区及川の区間3位が大きかったですね。

 

全体的には、5区偏重のレース展開が今年も顕著でした。

そろそろ5区を元の距離に戻す時期にきているんではないでしょうか。

各大学とも、戦略を立てにくいと思いますし、

5区を走る選手への、精神的、肉体的ダメージが大きすぎます。

関東学生陸上競技連盟の英断に期待しつつ、

来年の箱根駅伝を楽しみに待ちたいと思います。

第91回箱根駅伝 戦力分析&予想

大好きな箱根駅伝の戦力分析と予想などを。

最初に結論というか、10位までの予想です。

 

優勝 駒澤大学

2位 早稲田大学

3位 青山学院大学

4位 明治大学

5位 東洋大学

6位 東海大学

7位 山梨学院大学

8位 大東文化大学

9位 神奈川大学

10位 日本大学

 

おそらく、駒澤が圧勝するでしょう。

それだけ、今季の駒澤は図抜けています。

スーパーエースの村山(謙)は学生長距離界のエースに成長し、

キャプテン中村も復調。

西山、中谷の2年生コンビも順調に走りそうですし、

1年生の工藤も台頭。

そして、5区馬場、6区西澤と山も万全。

つけいるスキが見当たりません。

1区中村がトップでタスキを渡せば、一度もトップを譲らない真の完全優勝があるかもしれません。

駒澤が負けるとすれば、1区中村が出遅れ、2区村山が1時間8分台以上の平凡なタイムで2区を終えた場合、のみでしょうか。

唯一、そんな展開になった場合にだけ、他校に優勝のチャンスが巡ってきそうです。

 

今回の箱根は、優勝争いよりも2位争いに焦点がおかれるかもしれません。

前回優勝の東洋、史上最速のメンバーがそろった明治、前回5位から飛躍を狙う青学、全体的な走力が高い早稲田、この4校の争いになるかと思われます。

 

このなかでも個人的に推したいのは早稲田。

スーパーエースの大迫が抜けてしまったものの、ハーフを好タイムで走れる選手が数多く揃い、かつ、5区山本、6区三浦と山に強い経験者が健在です。

かつては、エース級と他の選手の差がありすぎて、総合力で負けることが多かった早稲田ですが、今回はその逆になりそうな予感。

エースがいないので、1区~3区までをどうしのぐかがポイントでしょう。

渡辺康幸監督の退任も発表され、花道を飾りたいところです。

 

青山学院は前回、学校史上最高の5位に入りましたが、今回は優勝を狙えるまでの陣容になってきました。

地道なスカウト活動と強化が実り、バランスのとれたチーム構成になっています。

超のつくエースはいないものの、一色、神野、藤川、小椋らの準エース級に加えて、駅伝に強い久保田が戻ってきたのも好材料

11月に行われた全日本大学駅伝でも3位に入り、安定感を見せています。

ただし、全日本で区間賞をとった川崎が抜けてしまったことと、山での実績をマイナスポイントとして、早稲田よりは劣ると判断しました。

 

明治は5,000m、10,000mで好タイムをもつ選手が揃い、全日本大学駅伝では1区で出遅れながらも2位まで巻き返してくるという強さを見せました。

これまで、若干の脆さを感じるチームでしたが、それを払拭したレースを展開したことは、箱根に向けて自信になったことかと思います。

選手個々の能力からすると、駒澤に次ぐ2番手になりますが、山を走る選手における不安がマイナスポイント。

5区には思い切ってエース級の文元をもってきましたが、全日本1区でも出遅れたように、他の優勝候補と比べて見劣りする感じは否めません。

また、前回3区区間賞のスピードランナー八木沢が間に合わなかったのも痛すぎます。

1区横手、2区大六野、3区有村と前半に上級生のエースを並べてきたので、序盤は優勝争いに絡んできそうです。

ただし、5区でどこまで耐えられるか。

もし、5区文元が快走するようなら、もともとのポテンシャルはあるチームなので、往路優勝はありそうです。

ただし、前半に選手を集めすぎたため、復路は厳しい。

総合で4位に入れば御の字でしょう。

 

そして、前回優勝の東洋大学

明治と同様、山に不安があるのは大きなマイナスポイントですね。

前回はエースの設楽啓が山を上ってうまく往路を展開させ、その勢いで復路も押し切りました。

ただし今回は、スーパーなエースがいないうえ、山も弱いとなると、優勝争いは厳しいでしょう。

もちろん、全体的な走力はあるので、3位に入れば最高、順当なら5位というところでしょうか。

 

東海は前回経験者が多く残り、全体的に走力ある選手が揃っているので、中位ぐらいのところで安定したレース展開ができそうです。

特に2区を走るルーキーの川端には期待したいですね。

川端が快走して、チームに勢いがつくようなら、5位以上も期待できそうな雰囲気です。

 

山梨学院は、前回2区途中棄権となりましたが、オムワンバ、井上の両エースが素晴らしいので、他の選手の奮起次第でこの順位、もしくはそれ以上も可能でしょう。

前回の雪辱を晴らす意味でも、確実にシードを確保できる順位でレースを進めつつ、展開次第でそれ以上を狙うといった感じでしょうか。

 

大東文化は双子の市田兄弟が大学最後のレースとなります。

粘りのレースができれば、なんとか10位以内で終えられるはず。

 

予選会トップの神奈川大学

一時期大きく低迷しましたが、やや復活している気配を感じます。

スカウティングでスーパーな選手は獲得できていませんが、地道に鍛えあげて、良いチームに仕上げてきました。

今回、実力を発揮できて、シード圏内に入り込めば、3年生以下にレギュラーも多いので、来年以降はさらなる飛躍が見込めそうです。

そのためには、予選会3位のエース、柿原の好走が絶対条件になるでしょう。

 

シード権確保のギリギリラインには、安定感に欠ける日大をもってきました。

前回は、キトニーがイマイチだった分を、他選手がカバーしてシード権を確保しました。

とにかく今回も、キトニーの5区がハマるかハマらないか、それ次第でしょうね。

出雲駅伝が中止となり、全日本は予選敗退しているので、正直、実力派未知数な部分もありますが、前半に走力のある選手を配置できるので、うまく流れに乗れれば、連続のシード獲得も見えてくるでしょう。

 

箱根駅伝公式Webサイト

第91回東京箱根間往復大学駅伝競走 区間エントリー

ダイエットは簡単。

最近、必要に迫られて、1ヶ月で5キロ落としました。

まったくお金をかけずに、無理なく、健康的に。

 

世の中、さまざまなダイエット手法があって、

本もいろいろ出ているし、サプリも多種多様にあるし、

ライ○ップみたいなジムも全国にたくさんある。

 

でも、やることはどこも同じ。

要は食事制限をして、適度な運動をする、これだけ。

 

ダイエットができるかできないかは、

どんなやり方でやるかはまったく問題じゃなくて、

きっちり続けられるか続けられないか、それだけ。

 

なので、お金をかける必要なんてないし、

特別なことは何もしなくてOK。

 

朝晩、腹筋と腕立てを50回ずつやって、

1日1時間以上歩く。

そして、米、パン、パスタ(麺類)等の炭水化物系主食は一切食べずに、

野菜中心に食生活を変える。

そして、(特に夜!)絶対に食べ過ぎない。

1食あたり、サラダとスープとヨーグルト、とかにすること

(毎食同じだと偏るので、いろいろなものを食べましょう)。

 

炭水化物は、主食系のメニューでわざわざ摂取しなくても、

通常の食生活をしていれば、必要量摂取できるので健康的にも問題なし。

 

12月は忘年会やら、冬休みやらで、

なかなか制限するのは難しい季節だけど、

全体のバランスを考えて健康的な生活を送っていきましょう!

「立ち読み」と「万引き」の共通点。

よく本屋さんやコンビニで、雑誌や書籍を立ち読みしている人を見かけるけれど、これがどういうことなのかについて、少しだけ感じていることを。

 

私自身、立ち読みをしたことがないかと問われれば、もちろん「NO」だが、基本的には、できる限りしないように努めている。中身が気になる場合も、手に取ってパラパラめくるくらい。

 

というのも、まず、完全に中を見る(読む)ということは、折れ目がついたり、手垢がついたりするので、それによって、「商品(製造物)」としての価値が下がる。

 

また、中に書かれていること自体が、書籍・雑誌の価値の一部(というか本質)なので、「立ち読み」をするということは、中身を盗んでいるのと同じこと。読んで得た情報・知識をそのまま持ち帰ってしまうのだから。

 

「ビニールで包装とかせずに、読める状態にしてあるから悪い」と考える人もいるでしょう。でも、そういう人は、パン屋さんに並んでいるパンを、無断でかじったりするのかな? スーパーに並んでいるキャベツを、ちぎって味見したりするのかな?

 

「読む」「見る」という目的の商品を「無断で立ち読みする」という行為は、その商品から得られる対価を無断で自分のものにしてしまう、ということであり、意味合い的には、「万引き」や「窃盗」と何ら変わらない。

 

それを防ぐために(中身の良さをわかってもらうために)、「サンプル」みたいなのを用意し(デパ地下の「試食」のように)、他の商品を包装している出版社・書店も存在するけれど、数は少ないのが現状。すべての出版社・書店がこれを実践すればいいとも思うけれど、経費のことを考えると難しいのが実情かな。でも、だからといって無断で読んでいいという理屈は成り立たない。

 

ただし、Amazonで買う人が増え、電子書籍が少しずつ広まってくるこれからの時代、「購入」自体は、「amazon等で取り寄せる」か、「電子書籍そのものを購入する」か、「リアル書店で購入する」か、という選択肢の中で、「リアル書店で購入する」という割合はどんどん減ってくるはず。

 

もうすでに、出版社・書店(取次も含む)を取りまく環境は、劇的に変化している。正直、上記の業者たち(もちろん努力している業者もいるけれど)が、出版流通業という安定した事業の上で、努力を怠ってきた部分は多々あるように感じる。

 

さまざまな面において、そのしっぺ返しがきている感も否めないけど、リアル書店での「立ち読み」という行為は、「万引き」と等しいことなんだ、ということは言っておきたい。